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医科と歯科の違いはない
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医科と歯科の違いはない

医科と歯科の違いはない

 消化器は歯から始まります。歯は体のファンクションできわめて大切なものです。ただの咀嚼器官ではなく、咬むことで様々なホルモンが出たり、消化酵素ができたりする。

 食べ物を上手くのみこめないと「誤飲性肺炎」でなくなる方もあります。

 内科医や外科医はもっと口腔をある程度勉強しなければなりません。歯科医師も医科を学ばなければ良い専門家にはなりません。歯科を大きな医学の中に一体化しなければいけないと思っています。

 今でも歯科大学では医科の勉強をしています。また医科でも歯科の勉強をしていますが、これからはもっと専門家として医学を学ぶべきだと思っています。

歯はアートです。医学は芸術です。

 医学は音楽と似ています。音楽家による楽器演奏はパフォーマンスと呼ばれますが、では、歯科医師によるパフォーマンスとはどのようなことでしょうか。
 
 優れた演奏には、いわゆる楽理と言われる音楽の理論的解釈と作曲された楽譜、そして質の良い楽器が必要です。これなくして、聴く人を感動させることはできません。
 一番大切なことは、それらをもとにして演奏者が音楽を奏でるという演奏のパフォーマンスです。つまり、演奏のアートは、音楽理論と楽器、楽譜を高いレベルの技術で統合して演奏することによって人を感動させることができるのです。
 それと同じように、優れた診療には、深い医学知識と質の高い検査データ、そして治療には高度な医療機器が必要です。しかし、やはり何より大切なことは、それを適用する医療者のパフォーマンスです。
 
 もともと医学は「アートオブメディソン」と呼ばれてきました。
 いかに科学が発達しても、医学「歯科学」はサイエンスに裏付けられたアートに変わりがないことを臨床医は忘れてはいけないと思っています。私達歯科医師は専門的な知識は勿論のこと、まず人間としての人格も問われます。楽器は大切ですが、それと演奏するということは、テクニックも大変重要なことです。

 ですから当然、普段からの生活習慣も大切になってきます。たゆまぬ努力と患者様を前からみつめて初めて「診断」がつきます。
 テクニックだけでは、治せない部分もあります。そのためには、あらゆる自己研鑽が必要になります。我々は背筋を伸ばし、患者様を正面から「見つめる努力」が大切だと思うのです。