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審美歯科Q&A
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歯肉の厚み

歯肉の厚み「バイオタイプ」について

 歯肉にも厚みがあります。我々は「バイオタイプ」と呼んでいます。

 厚い歯肉は「シックフラットタイプ」といい、日本人には少ないのです。このタイプの方は歯肉が減らないのですが、逆に薄い方は「シックスキャロップ」といい、歯肉は後退しやすいのですね。
 年齢とともに歯肉が後退することをリセッションといいますが、これは防ぐことも可能になります。

 インプラントでも同じですが、歯肉は審美的に大変重要なことになります。せっかく入れた、オールセラミックが歯茎が見えては、みっともないでしょう。

 これを防ぐために、歯肉を厚くする必要がある場合があります。特に前歯ですが、歯肉の移植をマイクロスコープで専用の器具を用いて移植することもできます。これは結合組織移植といい、「コネクティブティッシュグラフト」と呼ばれています。
 
でも、これは痛く無いのです。なぜかというと拡大しているわけですから、本当に小さなメス「眼科用」で切って目に見えない細い糸で、これを結ぶ「縫合」するため、ほぼ痛みはありません。

 もう一つ、遊離歯肉移植というものがあります。下の奥歯などに歯肉が不足すると、清掃性がなくなるため行うのですが、もしこの処置をしないで入れると、後でオールセラミックもインプラントも長持ちできません。これは、結合組織ではなく、歯肉そのものを移植するため、若干痛みも出ますが、あとあとのことを考えるとした方がいいのですが、専用の器具が必要です。

 どちらも本当に必要なことですが、できることが難しいため多くの歯科医師はできません。大体、マイクロスコープがないとできないのですからしょうがないでしょう。
 でも、これはとても大切なことなんですね。意外に知られていないのは、日本のお国柄でしょうか?