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審美歯科Q&A
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審美歯科のこだわり

明眸皓歯(めいぼうこうし)

 美人の形容詞として有名ですね。白く美しい歯並びからの口元のことです。これは、悲劇のヒロイン「楊貴妃」を偲んだ、唐の詩人杜甫の言葉です。
 日本でも「あの太宰治が月光を浴びて明眸皓歯(めいぼうこうし)、二十歳ばかりの麗人がにっこりと笑っている。」という言葉があるぐらいです。日本人はあまり、審美眼を持っていないのかな?

 でも、美しい女性は白い色の歯をもっているのが条件です。
では、どうしたら白くなるのか?まずは、ホワイトニングでしょう。ホームホワイトニングでは、結構白くなります。「白い色は七難隠す」とまでいわれていますが、これは肌の色ですが、歯にもいえることです

マイクロスコープ

 これは、拡大するためのアイテムですが、審美歯科ではとても大切なものです。オールセラミッククラウンの治療には、これがとても便利なものなのです。
 あまり普及していませんが、よくドラマでも脳外科の手術に使われているでしょう。あれと全く同じです。精密な治療には、アメリカではほぼ使用されていますが、まだ日本では普及していません。顕微鏡学会というものもあるぐらいです。これは、歯科だけでも2つの学会がありますが、私はアメリカのドクターシャネレックという方から教わりました。

 マイクロスコープは値段が高いのが難点でしょうが、これから重要となるとても貴重なもので、使いこなすのも大切なんですね。
 これで歯を削ると20倍まで拡大できて、自分が今まで良くこんなもの入れていたと反省させられるものです。私はカルツアー社のものを利用していますが、結構いいものなのです。審美歯科ではこれを使用していないと邪道だといわれています。
 また、ペリオドンタルマイクロサージェリーといいますが、歯肉の移植にも利用されて重宝されています。

 患者さんにオールセラミックやポーセレンラミネートの形成はこれで行うのが原則ですが、意外に誰も持っていないので、いい素材を使っていてもこれがなければ意味がない。これで万全を期す。この覚悟で治療することが大切でしょうね。

マージンって何

 これは、つなぎ目ですね。自分の歯と、オールセラミックにつなぎ目が全くないようにするためこれを、マイクロスコープで、拡大しながら削ると、素晴らしい効果が出てきます。
 ぴったり合ったつなぎ目と歯茎のラインは、天然歯ではないか?と思わせるほどの美しさを生み出します。
 また、つなぎ目が精密に合っていると、汚れも付きません。患者様もケアしやすいので二重の効果があり、これは歯科医師の腕の見せ所でもあるのです。

CADCAM

 今までは金属にポーセレンを焼きつけていました。金属を溶かして型枠をつくることを鋳造といいます。
 もちろん今でも金属でできるのですが、金属を使わないオールセラミッククラウンの時代になって早10年が経過しました。大きく革命を起こしたのが、このCADCAMです。
 最初の頃は日本で生産ができずスウェーデンまで頼んでいたものが、日本でも生産できるようになっています。意外に種類が多いのですが、さすがノーベル賞のノーベルバイオケアは日本にプラントを2006年からスタートさせています。
 私の医院にもCADCAMがあり大変ありがたいと思っています。型取りして3日ぐらいで届くようになったのです。実物の模型を送ることはせず、インターネットで模型のデータを送るだけです。ずいぶん便利になったものです。
 以前はタッチ式でしたが、今ではレーザーで読み込む時代です。きれいに形成して、完璧な型取り、最後は正確なものができるようになりました。
 自然な艶、豊富な色調はまるでアートの世界です。ちなみに、インプラントの土台「アバットメント」もこれでつくるのです。これは、まだまだ進化しますので期待してください。これがないと、オールセラミックはできません。

カリバといっても馬鹿にできない

 これが、本当に重要なんですね。正確には「プロビジョナルレストレーション」といいます。単なる「カリバ」ではなく、歯肉との調和「ハーモニー」が大切です。これを元に最終的なもの「補綴物」を製作するわけです。
 患者様にはこれを診てもらい、御納得いただいて「色、形、など」の情報を、技工士に伝達することになるわけですね。
 ですから、このときは技工士が一緒に見ていたほうがいいわけです。院内に技工士がいないと。これは大変難しいのでしょうね。でも、大丈夫。当医院では、技工士がいますから、実際に見てもらいます。
 この状態はきちんと、記録する必要があります。模型にして形をイメージして、また写真で色もきちんと再現できれば、出来上がったものが最高レベルのものになるのは当然ですね。

セメントといっても難しい

 当医院では、オールセラミックは専用のセメントを使用します。何でも良いわけではありません。そこがポーセレンラミネートベニアは、とても難しいのです。
 このあたりでは私の医院だけしかやっていないそうですが、専用のセメントで正確に接着させます。これがまた美しいのです。
 こんなに美しい歯には、我ながらうっとりするぐらいですが、これが結構難しいのです。これは光重合といいますが、時間的にこれを使用しないとだめなのです。いいセメントは、キチンと使用すれば外れることはありません。また歯を強化する効果もあるのですから、一石二鳥というわけですね。